【水で作れる美味しいごはん】アルファ米は想像以上に美味しい

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どうもこんにちは。ダイビング捻挫です。

ご存知の通り、日本人の主食は『お米』。キャンプなど野外活動時や災害時でも「お米」を食べれるということは、すなわち活力に繋がります。

今回は、水があればどこでも簡単にごはんが作れる「アルファ米」についてご紹介いたします。

アルファ米とは

「デンプン」は、加水加熱をすることで分子が規則性を失った「糊状(α状)」になるα化をという変化をします。炊きたてのお米はまさにこの状態です。米のデンプンは放熱と共に徐々に「老化(β化)」という変化をしていき食味も落ちていくことになるのですが、『アルファ米』は、α化した状態の米飯を乾燥させ「老化」をする前の状態で留め、長期の保存を可能としたものです。

どれくらい保存できるの?

細菌などが一切活動できなくなるレベルまで脱水してあるアルファ米の保存期間は年単位。非常食として販売されているものの多くは5年前後の賞味期間が設定されています。

アルファ米の活用シーン

長い保存期間と簡単に調理が可能なアルファ米は様々なシーンで活躍させることができます。

災害時用の保存食として

これでアルファ米が活躍するようなことが無いことを祈るばかりですが、地震や大雨などの甚大災害の多い昨今では、災害時の準備をしておくことは非常に大切。東日本大震災で得た様々な教訓を忘れないためにも防災グッズの非常食として準備しておきましょう。

登山や釣りなどの携帯食として

荷物になり難くバーナーなどの火が不要なアルファ米は、登山や釣りとなどのレジャーでも大活躍です。カヤックやバスボートなど火を使えない場所でも、ポットにお湯を入れて出航しておけば洋上で暖かい「ごはん」が食べれるので重宝することは間違いなしです。

キャンプでの米飯として

キャンプのメニューにおいて「炭水化物を何にするか?」というのは結構重要です。飯盒で炊くご飯は一食は食べたいところですが、「ごはん」的な物をお餅やアルファ米などにしておく事で調理に割く時間を大幅に削減できます。そこで出来た時間を遊びに割り当てるというのもアリだと思います。

忙しい日の手抜きご飯として

毎日料理をするのは本当に大変なことです。そのためインスタントラーメンなどを常にストックしてある方も多いかと思いまが、火を使わなくても調理が可能な「アルファ米」は、子供たちに作らせることも可能というのがポイント。お留守番をしてくれる子供に作らせてみると結構喜びます。

サタケのマジックライス

アルファ米はいくつかのメーカーから様々な味の製品が発売されています。この中でもサタケが製造している『マジックライス』は有名な製品の一つ。日本全国の多くの自治体や企業などの団体が管理している防災倉庫に非常食として保管されていることも多くあります。登山やキャンプといったアウトドア活動での使用にも向いていることからアウトドア用品店などで購入することもできます。

実食

今回は会社の非常食の入れ換えに伴い、3年ほど保管したマジックライスをもらうことに成功しました。会社の人にも食べ方を紹介する傍ら写真も撮りましたので見てみましょう!

調理方法

マジックライスは入れる注水量を変えることで2つの味が楽しめるようになっています。袋を開けると各種ご飯が入っており、プラスチックのスプーンも入っています。スプーンを取り出し好みの炊き上がり?になるよう規定の線まで水またはお湯を入れ良くかき混ぜます。(脱酸素剤も入っているので取り出してください)

袋のジッパーをしっかりと閉じ、お湯なら15分、水なら60分待てば出来上がります。

いろいろなマジックライス

五目ごはん

水量普通:ごはん/水量多目:五目雑炊

まずは普通にといことでお湯で調理してみました。この写真はお湯を入れた際にしっかりと混ぜなかったため、上の方は味が薄く、下の方は味が濃すぎるといった悲しい状態に。失敗例ではありますが、後から混ぜても十分美味しく食べれました。

牛飯

水量普通:牛飯/水量多め:牛雑炊

牛めしと読んでいいのかしら?一般的な牛丼とは違いますが、汁だくで味の染みたごはんということでしょうか。とは言え、水が欲しくなるような味付けにはなっていないところは流石。非常食としての役割をしっかりと考えています。

しそわかめごはん

水量普通:わかめご飯/水量多め:雑炊

わかめごはんは、水を多目にする雑炊で調理してみました。米は形を維持しつつも柔らかくなっており、小さいお子さんや高齢の方でも食べやすい調理方法です。わかめの出汁?が効いており食べ疲れない美味しさです。

ドライカレー

水量普通:ドライカレー/水量多め:カレーリゾット

災害時を想定して水で調理してみました。普通のインスタントラーメンのイメージで硬いごはんが出来上がるのではと心配になる方もいるようですがご安心を。炊きたてとまではいきませんが、ちゃんと柔らかく美味しい炊き上がりとなります。ほどよくスパイシーな味は辛いのが苦手な方でも大丈夫かと思います。

チャーハン(現在は終売)

水量普通:チャーハン/水量多め:中華雑炊

チャーハンを水で作るということに違和感を覚えませんか?不思議なことにちゃんとパラパラ感のあるチャーハンができあがります。しっかりと柔らかくなっても表面に粘りは発生しないという特徴が良くわかります。味はもちろん美味しいです。復刻希望!

エビピラフ

水量普通:エビピラフ/水量多め:リゾット

お米をスープで炊き上げるピラフとリゾットは、アルファ米の調理方法に照らし合わせると一番しっくりくる感じをうけます。具材もしっかりとしていて間違いのない美味しさ。ピラフかリゾットか迷迷いましたがリゾットでいただきました。

色々なアルファ化食品

サタケ以外でもいくつかのメーカーからアルファ米の商品が出ており、ご飯だけでなくおにぎりやパスタまであります。個人や会社などで非常食を用意する時などでは、予め食べ比べたりしてみても良いかと思います。

サタケ

マジックライス以外にもマジックパスタというものもあります。

尾西食品

サタケと同様アルファ米で有名な尾西食品。アウトドア用品のお店でも非常に良く見かけます。

たまにはアルファ米を食べてみませんか?

災害時の非常食としての利用はもちろん、普段の日常やアウトドアレジャーなどでも大活躍できるアルファ米。非常食として考えた場合でも、普段の食事や、レジャー時に食べておく事で、災害時の避難生活でストレスとなる生活ギャップを和らげることができるでしょう。機会があれば是非一度『アルファ米』のご飯を食べてみてくださいね!






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