【リーダーとラインの結束】釣りの現場向き簡単ノットについて

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今この瞬間日本で一番釣りに行きたいと思っているダイビング捻挫です。こんにちは。
ソルトルアーフィッシングでは必須とも言えるショックリーダーを使ったラインシステムですが、最近では、淡水でのルアーフィッシングにも良く使われるようになってきました。ただ、ラインとリーダーの結束は、初心者の方にとってちょっとした『壁』だったりします。
また、中~上級者にとっても夜釣りやカヤック・ボートの上などでは、リーダーの結束は難儀な作業となることもあります。
リーダーとラインの結束は、結束強度が高く結束手順がわりと簡単な『FGノット』をしっかりと出来るようになっておくことがおすすめではありますが、暗かったり寒かったりする釣りの現場でやるノットとしてはおすすめではありません。そのため、釣りの現場でも簡単にできるノットを1つ覚えておくと、助かることも少なくありません。
というわけで、今回はラインとリーダーの結束に使うノットの中でも、初心者の方や釣りの現場で行うのに適した『簡単ノット』をご紹介いたします。

簡単最速ノット


『簡単最速ノット』は、「10ノット」や「10秒ノット」と呼ばれることもあるノットです。その名前の通り、手順が簡単で覚えやすく、慣れてくると1~2分程度で行うことができます。結束強度はFGノットなどに比べると、若干低いとは言われていますが、今のところ実釣で結束部分が切れたことはありません。

手順1

リーダーの端に直径30~40ミリ程度のループを作り、交点を指で押さえるように持ちます。写真ではラインの端の方が手前に来るようにしたループとしています。
ループを作る際には端糸が10センチ程度になるようにしておくと、後工程での締め込みがやり易くなります。

手順2

メインラインとなるPEラインを奥から手前にくるようにループをくぐらせ、リーダーの交点をと一緒に指で押さえておきます。
ループをくぐったPEラインは10センチほど余るようにしておきましょう。後工程での締め込みがやり易くなります。

手順3

PEラインをループの交点を起点として10回前後巻き付けます。この時巻き付けた糸が重ならないように気を付けてください。ラインが重なって巻き付けられていると、後の工程で締め込む際に、力が均等に行き渡らなくなり、結束強度が落ちます。

手順4

巻き付けたラインを綺麗に整え、PEラインの端糸をループに通します。

リーダー側の端糸をゆっくりと引き、ループが無くなるまで引っ張ります。リーダーの本線を引っ張ってもループは小さくなります。端糸がやや長めに残る方が後の工程で締め込む際にやり易いです。端糸は最終的には切り捨ててしまうので、締め込み易く且つ無駄が少なくなるよう調整してみてください。

手順5

PEラインの端糸とリーダーの端糸をお互い引っ張り、8割くらい強さで締め込みます。次にPEラインの本線とリーダーの本線を引っ張り完全に締め込みます。

締め込む時に、結び目には強い摩擦力が発生し、摩擦熱でラインが痛むことがあります。締め込む際には結び目を濡らすようにしておくと良いでしょう。ちょっとお行儀悪いのですが、唾液であれば過熱を防ぎつつ潤滑の役割も果たすのでおすすめです。しっかりと締め込まれるとPEラインが構造的に持っている空間、および結束したラインとの間にある空間が無くなり密着する為、PEラインの結び目が透明感のある飴のような色に変わります。この状態になったらそれ以上締め付ける必要はありません。

手順6

PEラインの端をリーダーに「ハーフヒッチ」で巻き付けます1~5回程度ハーフヒッチで巻き付けた後、エンドノットをしておきます。PEラインとリーダーの余分な糸を綺麗にカットして完成です。

ラインの結束であると良いもの

ラインの結束強度は「締め込み」がしっかりと出来ているかどうかで大きく変わってきます。ラインを巻きるけられる物を利用して締め込みを行うと上手にできます。また、ラインの締め込みは素手でやると怪我の原因にもなります(PEラインで怪我をすると治りが遅く痛みも強いのです…)。以下に、ラインシステムを組む上で一つは持っておいても良いおすすめアイテムをご紹介しておきます。
バレーヒル KAMIWAZA デュアルミニスティック
2本の棒で安全にしっかりと締め込みが行えるデュアルミニスティック。携帯性も良く釣りの現場でも邪魔になりません。

昌栄 システムスティック
こちらも携帯性が良く使いやすいノットアシストアイテム。釣りの現場でFGノットを組む時にも非常に便利。もちろん簡単ノットの締め込みに使用しても良いです。

▼昌栄システムスティックを使ったFGノットのやり方はこちら

▼以下のノットも覚えればアシストフックなどの仕掛けも作れます!

簡単ノットで時合を逃さない


海においては特に顕著な事ですが、どんな釣りでも魚が釣れるタイミング「時合」は限られています。不思議な事にライントラブルは、時合の最中に起こることが多く(慌てたりするからでしょうかね…)、その復旧を如何に早く行うかということが、釣果を伸ばすため重要になってきます。簡単ノットを覚えておけば傷ついたリーダーの交換なども気遅れすることなくできるようにもなるはずです。釣りに行けないとき等に是非一度練習してみては如何でしょうか?






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