【カヤックフィッシング】冬の女王「アマダイ」を狙ってみよう

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どうもこんにちわ。ダイビング捻挫です。
カヤックフィッシングに限らず、寒い季節は釣り人にとってツラい期間ですが、寒い中で釣れる魚には魅力的なものも多くいます。冬の高級魚『アマダイ(甘鯛)』もその一つで、カヤックで狙いにいく人も増えてきています。
今回は、カヤックからのアマダイチャレンジについてご紹介いたします。

アマダイ(甘鯛)とは


出典:オーナーブログ
アマダイは関西地方ではグジとも呼ばれ、時には1キロ当たり1万円を越える値段で取引されることもある高級魚です。名前の由来は、その身に上品な甘味があるので甘鯛となった説や、頭巾を被った尼僧に似ているため尼鯛となった説などがあります。

生態

東北以南の日本沿岸から東シナ海・南シナ海の砂泥地に生息しています。普段は20~160メートルの砂泥に作った巣穴に潜り甲殻類や多毛類を主な餌としていますが、イワシのような小魚も捕食することが知られています。

アマダイの種類

アマダイと名前の付く魚は8種類程度が知られていますが、一言でアマダイと言った場合は「アカアマダイ」の事を指し、釣りにおいては「アカアマダイ」「シロアマダイ」「キアマダイ」の3種類が好ターゲットになります。3種のアマダイの中でも「シロアマダイ」は、狙って釣るのは難しいものの、脂の乗りの良い白身は最も美味と賞され多くの釣り人の憧れのターゲットです。

旬と釣り時期

アマダイが旬となる時期は地域によって異なり諸説あり、またシロアマダイとアカアマダイの旬も若干異なるため一概には言えませんが、関東では冬が旬とされています。1年を通して釣れますが、夏場の産卵後は食いが著しく落ちることもあり、秋から冬を釣り時期とする船宿が多くあります。カヤックフィッシングにおいても秋のモミジ鯛を狙っている中で釣れることがある「うれしい外道」として親しまれています。

カヤックでのアマダイの釣り方


カヤックでは「餌釣り」と「ジギング」の2通りの釣り方でアマダイを狙うことができます。いずれの場合も「タイラバタックル」と「ライトジギングタックル」がおすすめ。遊漁船と異なり「オマツリ」を気にしなくて良い為、軽めの錘を使用することができます。餌釣りとジギングの両方を兼任させたいという場合はミディアムライトアクションのタイラバロッドが繊細なアタリも取りやすいでしょう。リールはPEライン0.8~1号を200メートル巻けるハイギアの物が快適に釣りを楽しめるでしょう。

アマダイの探し方

アマダイの住む砂泥地は、魚探の反応(2次反射の出方など)でも探すことができますが、魚探の機種によっては反応だけで見極めるのはわりと難しいのが正直なところです。アマダイの好む砂泥地では、メタルジグやタイラバなどを着底させ巻き上げる際に「ヌボッ」という泥から抜ける感触があります。関東周辺では45~70メートルの水深でこういった場所での実績は高い為、着底後の巻き上げの感触には注意をしておきましょう。真冬では水深100メートル以深にいることも多くなります。また、アマダイは集団で生息していることが多く、1匹釣れた場所は覚えておくと数釣りができる事もあります。またホウボウ、イトヨリダイはアマダイ釣りでよく見る外道ですので、これらの魚が釣れた場所は底質を良く見定めてみると良いでしょう。

餌釣り


カヤックフィッシングでは、18~30センチの片テンビンに15~30号の錘をセットします。錘は水深や潮の強さで調節してください。仕掛けは市販のアマダイ仕掛けを使用するのが楽です。アマダイは警戒心が強いと言われており、仕掛けは長い方が良いのですが、カヤックの場合は取り回しが悪くなるのであまり長い物はおすすめしません。餌はLサイズのオキアミを使用し、尻尾を切って針につけます。
仕掛けを投入し着底後、50~100センチほど巻き上げ底を切ります。底を切ることでテンビンに付いている仕掛けが潮の流れになじみ餌が底付近を漂います。2分から長くて3分経ってもアタリが無ければ仕掛けを回収し餌を替えます。艇が流れるようであればパラシュートアンカーでコントロールしておくと釣りがしやすくなります。

ジギング・タイラバ・1つテンヤ


ライトジギングタックルやタイラバタックルでは、メタルジグ、タイラバ、一つテンヤを使ってアマダイを狙うことができます。メタルジグ、タイラバでは、底を取ったあとはただ巻きでのリフトアップが基本アクション。底から5メートルほど巻き上げた後は再び底を取ることを繰り返します。底を取ったら間髪入れずに巻き上げる事とゆっくり(1メートル/秒程度の速度)巻き上げるのがコツです。メタルジグ、タイラバはタングステン製の物が底を取りやすくおすすめです。
1つテンヤも底をとるのが基本になります。芝エビなど付けエサとし、底を取ったらロッドを使ってリフトアンドフォールで誘いを入れます。メタルジグやタイラバに比べて底は取りにくいのですが、アタリの多さは他の釣りよりも多く飽きない釣りを楽しめます。

おすすめタックル・仕掛け

ライトジギングロッド

ダイワ ヴァデル
カヤックフィッシングでのライトジギングで使いやすいロッドの1つ「ヴァデル」シリーズ。「BJ66XHB」はやや重めのジグで深場も狙えるためオールシーズンで活躍でき、不意の大物でもしっかり浮かせることができる頼れる一振りです。

シマノ グラップラー
幅広いターゲットに対応できるオフショアロッドのスタンダードを目指して作られているグラップラーシリーズのロッド。「タイプLJ B63-2」はカヤックフィッシングのライトジギングにおいて過不足を感じる事のないモデルと言えます。

タイラバロッド

シマノ 炎月BB

タイラバはもちろん、メタルジグやインチク、1つテンヤなどにも対応できる「BB B69ML-S」は、船でのアジ釣りなんかでも使えるマルチパーパスモデル。エントリーモデルながらもタフテックαをはじめとしたシマノ先進技術を採用しており、末永くメインロッドとして付き合うことができます。

ジャッカル ビンビンスティックRB

ジャッカルの「ビンビンスティックRB」はエントリーモデルに位置づけられるタイラバロッドではありながら、上級者の方でも何ら不足を感じることなく納得できるハイコストパフォーマンスロッド。鯛ジグなども扱える為、幅広い釣りやシーンで活躍できます。

リール

シマノ グラップラー300/301HG

カヤックフィッシングで楽しむ海釣り用リールでイチオシなのが「グラップラー300/301HG」。この価格帯での絶対王者的な仕様を誇ります。搭載されている「エキサイティングドラグサウンド」機構は魚とのやり取りを大幅に楽しくさせてくれること間違いなし。

テンビン

スタンダードな形状としっかりした作りの「オーナー からまん船天秤」。小型のコマセカゴをつければイサキ狙いでも活躍してくれます。

メタルジグ

ダイワ TGベイト

カヤックフィッシングにおけるメタルジグで絶対に外せないものの1つが「ダイワ TGベイト」。やや高額なタングステン製ながらも底を手返し良く底を取れるため、鉛製と比較して投入回数に大きな差が出てきます。

ボーズレス TGトウキチロウ
TGベイトに比べフォール時のアクションが強めの「ボーズレス TGトウキチロウ」。手返しはやや悪くはなりますが、より幅広い範囲の魚にアピールしてくれるのが強みです。魚の活性に合わせて使い分けられる状態が理想的です。

タイラバ

ハヤブサ 無双真鯛 TG
タイラバもメタルジグと同じくタングステン製が手返しが良く、深場も狙えるようになります。「ハヤブサ 無双真鯛 TG」は比較的買いやすい値段で、実釣力は十分。コンプリートモデルはスカートまで付いているので最初の1つにおすすめです。

ジャッカル TGビンビン玉スライド
誰でも使い易いタイラバとして親しまれているジャッカルのビンビン玉のタングステンモデル。オリジナル譲りのリトリーブアクションそのままにタングステンの恩恵をプラスしています。

▼タイラバスカートを自作すればお財布にも優しいですよ

1つテンヤ

ジャッカル ビンビンテンヤ
タングステン製のヘッドを持ったジャッカルの「ビンビンテンヤ」。安定したフォール姿勢とメンテナンス性の高いヘッド形状が特徴です。

Let’sアマダイチャレンジ!

アマダイは真冬に狙うのであれば防寒をしっかりとしなければなりませんが、そのコストをかけてでも狙う価値のあるターゲット。アマダイポイントを探す楽しさも味わえるのがカヤックの良いところです。アマダイに興味がある方は是非、装備を整えてアマダイチャレンジを始めてみてくださいね!






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