【ギアラボ】マイクロフリップとフリップシリーズが釣れる理由

Hobby
この記事は約7分で読めます。

アイキャッチ出典:ギアラボfacebook
カヤックフィッシングで人気の釣りの1つと言えば「ライトジギング」。気軽に始めることができ、初心者の方でも始めやすいことから釣り業界でも力を入れているジャンルとなっています。そんな「ライトジギング」をさらにライトに進化させたのが「マイクロジギング」。ひと際小さなジグを使うこの釣りは、カヤックだけでなく堤防など身近なフィールドで楽しむことができ、近年人気急上昇の釣りとなっています。
今回は、「マイクロジギング」人気の火付け役ともいえるジギングルアー「マイクロフリップ」とその他フリップシリーズについてご紹介いたします。

フリップシリーズとは

「マイクロフリップ」に代表されるフリップシリーズは、福岡県福岡市に本拠地を置く釣り具メーカー「ギアラボ」が製造販売しているジギングルアー。一般的に良く目にするメタルジグとは異なり、きゅうりの「斜め切り」のようなユニークな形状のボディを持ち、ただ巻きによって水流を受けることにより自発的なウォブリングアクションを発生することで、活性の低い魚をも惹き付けるのが特徴です。カサゴやハタといった底物から、ワラサやカンパチなどの青物やマダイまで幅広い魚種をターゲットにすることができるラインアップが揃っています。

フリップシリーズラインナップ

ギアラボのフリップシリーズでは、マイクロジギングだけでなく幅広いジギングゲームに対応したバリエーションが展開されています。

マイクロフリップ(35~100g)


出典:ギアラボ
鉛の約1.7倍の比重をもつタングステン製のモデル。35~100グラムのウエイトバリエーションがあります。高比重タングステンを採用している為、重量に対してボディのシルエットが小さく抑えられています。また、ボディ下部には遊動式タイラバ仕様にするためのラインホールが開けられており、状況に応じたセッティングにすることができます。

フリップ(20~150g)


出典:ギアラボ
フリップはマイクロフリップの鉛合金バージョンともいえるシリーズ。20~150グラムとウエイトバリエーションも幅広く価格もリーズナブル。フックセッティングはフロント1本、リア1本のツインフック仕様になっており、80グラム以上はボディにタイラバ仕様にするためのラインホールが開けられています。様々なフィールドで積極的に使っていけるのが強み。

タチウオフリップ(20~150g)


出典:ギアラボ
太刀魚専用のチューニングを施したシリーズで、フリップと同じく20~150グラムのウエイトバリエーションで展開。鋭い歯によるライン損傷を防ぐワイヤーと、獲物の肉を削り取るような太刀魚独特のバイトに対するフッキング率を向上させるためのトレブルフックが装着された仕様となっています。

ファストフリップ(120~250g)


出典:ギアラボ
「ファストフリップ」は、『マイクロ』や『ライト』ではないジギングゲーム向けのシリーズ。120~250グラムのウエイトバリエーションとなっています。モンスターサイズの青物などをターゲットにしたジギングゲームにおいても、ジャークアクションを行わずただ巻きで誘うことができるので、体力に自信のない方や女性アングラーにもおすすめです。

電動フリップ(120~250g)


深場からの高速巻き・定速巻きで圧倒的に有利な電動リールのよるジギングゲームにフォーカスしたフリップ。120~250グラムのウエイトバリエーションとなっています。長い距離をしつこく追いかけてくるターゲットに見切られない長距離巻きで安定したアクションをさせるためフックはフロントのみ。体力を気にせず幅広いレンジを探ることができるのが強みです。

マイクロフリップの特徴

フリップシリーズの中でも特に人気の高い「マイクロフリップ」の特徴と、魚を魅了する秘密について見ていきましょう。

形状


フリップシリーズは、タダ巻きをするだけで魚を引き付けるアクションが出るよう共通の設計がなされています。非対称となっているボディは、スイム時には安定した姿勢でウォブリングアクションを発生。フォール時にもラインにテンションを軽くかけておくだけでウォブリングフォールをします。

シルエット


ボディに厚みを持たせ全長を抑えた形状となっています。横から見たシルエットの印象は1サイズほど軽い物と同等。60グラムTGベイトとマイクロフリップを比べると、長さに1センチ以上の差があります。一般的な形状のジグより全長が短くなっていることにより、少しの水流を受けるだけでもウォブリングしやすい特徴を獲得しています。ちなみに上下を逆にして泳がせると若干タイトなウォブリングになるため、使い分けるのもテクニックの1つとなります。

ラインホール


「マイクロフリップ」には、重量にかかわらず、ボディにラインホールが開いています。このラインホールを使用することで「遊動式のタイラバ」のように使用することができます。シルエット的には「インチク」にも近い為、タコベイトを付けたフックを装備し、インチクとして使用することも可能です。

フック


フロントアイには、幅広い魚種に対応でき掛かりを重視した7号のチヌ針を使ったアシストフックが装備されています。マジョーラカラーの固めのフィルムとケイムラティンセルで装飾されたアシストフックは、バイトマーカーにもなっておりフックにバイトを誘発させてくれます。別売りのスペアフックではチヌ9号を使用したLサイズもラインアップしています。

重さと水深

フリップシリーズに限らず、ジグの重さと水深の考え方は諸説あり、「好み」の問題だったりすることもあります。ただし、どの考え方でも必ずおさえているのが「確実に着底できる」という事です。使用するべき重さはということは、海況(潮流や風の強さ)やジグの形状・比重、ラインの太さにより変わり、さらに細かく言えば水温によっても変わります。

基本的には「水深=グラム」

落ち着いた海況であれば、基本的には「水深=グラム」で対応できます。現実問題として、近海ジギングでは1メートル=1~2グラムを基本としておけば良いでしょう。ただし、水深が深くなるほどラインが受ける潮の流れが大きくなるため、より重たい物が必要になってくるのがポイントです。マイクロフリップはフリップに比べ比重が高い為、比較的軽い物でも底を取りやすくなります。

水深ジグの重量
20メートル20~35グラム
50メートル40~70グラム
70メートル70~100グラム
100メートル100~150グラム
120メートル以深130~250グラム

※落ち着いた海状況でPEライン0.8号から1.5号を使うと想定した場合

マイクロフリップの操作

マイクロフリップのパフォーマンスを最大限に発揮させるためには、操作をする上で以下のポイントを押さえておくのが良いでしょう。

アクション

マイクロフリップは、基本的には「タダ巻き」をするだけでOKです。ジャークアクションもこなすことができますが、ジャークをするのであれば他のジグの方が良い場合が多いです。

必ず底を取り素早く巻き上げ始める

リトリーブは必ず底を取ってから(着底してから)行います。着底後はなるべく素早くリトリーブを始めるのがとても重要。フォール中に追いかけてきた魚は、底に落ちてから動かないと途端に興味を失ってしまうことが多くあります。

使うタイミング

マイクロフリップは、潮の流れが弱い時の低活性時に特に強さを発揮します。もちろんどのタイミングで使用しても良いのですが、潮止まりのタイミングやその他低活性と思われるような時には積極的に使ってみるのがおすすめです。

フォールに注意

フリップシリーズの強みの一つが、フォール時のアピール力。ウォブリングフォール中にアタリが出ることが少なくないため、フォール中のラインや竿先の動きには要注意。動きに違和感があればアワセてみましょう。

低活性ならフリップシリーズから試したいところ


メタルジグ、タイラバ、インチクの3役をこなすことができ、低活性時に強いフリップシリーズ。初心者の方にも扱いやすく、またタダ巻きで良いので疲れにくいのも魅力です。メインで使用するのはもちろん、ここぞというタイミングやジグローテーションに悩んだ時に、フリップシリーズがあると攻め手がグッと広がります。皆様もタックルボックスに1つ入れておいては如何でしょうか?






Hobby
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ダイビング捻挫をフォローする
Ototem/Outdoor temptation

コメント